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July 19, 2008

論題とプラン

先日、顧問をしている社会人ディベートクラブの例会で、肯定側がプランを出さないケースがありました。

その例会では、通常の大会と違い、肯定側に事前にMLで例会当日に提出するプランの公開をお願いしています。これは、否定側の準備が追いつかず、議論がすれ違ってしまうことを避けるための教育的な不文律です。

ところが先日の例会は、事情がちょっと違っていて、例会前日になっても肯定側からのプランの公開が行われませんでした。

そこで業を煮やした?否定側から「プランの公開をお願いします。」というメールがMLにポストされ、その返事として肯定側より「今回は特別なプランは用意していません。」という返事がありました。

MLに参加している多くの会員の方が、「プランを公開しないなんてアンフェアだ!」と思われたことと思います。

しかし、例会の不文律は兎も角、ディベートのルール上は、肯定側からプランの提示がなくともまったく問題ありません。プランがないということは、結局肯定側は論題自体を守っているということになるだけです。

「具体的なプランが提示されなければ否定側が準備できないよ。」という意見もあるとは思いますし、当例会でも、ディベート初心者が多いという事実を鑑みて、プランの事前公開をお願いしているのですが、厳しく言えば否定側は、論題が採択されれば必ず発生するような、言い換えれば”コアな”デメリットを準備すればよいのです。

今回、プランの提示を求めた否定側は、自分たちの作成していたデメリットに対するプラン・スパイクが存在するかどうか、デメリットをきちんと提出できるかを知りたかったのだと思います。

しかし、プランの立て方によって発生したりしなかったりするデメリットが果たして論題にコアなデメリットだと言えるでしょうか?論題の採択に伴って必ず発生するデメリットならばプランの詳細が変化しても発生しなくなるなどということなどないはずです。つまり、プランの立て方に応じて発生しなくなるデメリットは、論題のコアな部分から発生するデメリットとは言えず、真に論題を否定するものではない可能性が高いと言えます。

もちろん上記は論題文言にも依りますので、どんな論題の場合も必ず真であるとは言えないのですが、基本的にはほとんどの論題に当てはまる事実です。

実際に、私がディベート大会に出場する際には、必ずそのような”コアな”デメリットを用意するようにしています。そうしないと、否定側の戦略として非常にリスキーですから。

さて、みなさん、結論です。

否定側のデメリット(或いはカウンタープラン等その他の議論も)を作成する際には、論題のコアな部分から発生する、または否定するものを考えましょう。

次回の例会も期待しています。

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Comments

肯定側のアドバンテージ/メリットも、論題のコアな部分から出るものにしたいですね:)

Posted by: カシン | July 21, 2008 at 12:57 PM

コメントありがとう。そうですね。コアでないメリットは、CPで簡単に片付けられちゃいますからね。Workshopの議論も期待しています。(人ごとですみません。(^_^;)できるだけお手伝いしますので。)

Posted by: kritik | July 21, 2008 at 01:09 PM

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